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銀行・信金向け総合ソリューションの開発を手掛けながら、日々切磋琢磨を続ける

多彩なサイオスグループの部署やチームを紹介するシリーズ企画第4弾。今回は、Profit Cube株式会社(以下、PCI)のシステム開発部 プロダクトエンジニアリンググループを紹介します。

製品・サービス2018年5月14日

多くの金融機関からの信頼を受ける統合型ソリューション

システム開発部 プロダクト エンジニアリング グループ(以下、PEG)では、PCIの主力製品である金融機関向け経営支援ソリューション「Vivaldi(ビバルディ)」の開発とセットアップ、製品保守全般を担っています。

10年ほど前から提供している「Vivaldi」は、リスク管理や収益管理、時価開示など、金融機関経営に必要なあらゆるシステムを連携させた統合型ソリューション。ひとつのデータが、スムーズにシステム間を行き来し、同じ仕組みの中で一元的に管理され、データの整合性確立や運用工数削減など、数々の導入効果を生み出します。

総合ソリューションを謳っていても、それぞれ個々のシステムが作られたあとに組み合わせた製品が多い中、「Vivaldi」は元々、統一した設計思想のもとで個別に役割を担うシステムが構築されています。PCIでは、1980年代からALM(Asset Liability Management:資産・負債の総合管理)システムを提供、2000年代にはデータベースとALM、収益管理を組み合わせたFinancialソリューションをリリースし、その経験と信用を活かし、地方銀行や信用金庫・信用農業協同組合連合会などに向けて、パッケージ化したシステムを提供しているのです。そこには法律改正などの各業界全体の変化への対応や、バージョンアップにおけるコスト面、経験に基づいた優位性などが強みとしてあり、「これまで蓄積した当社独自のノウハウをベースとしたシステム構造が、お客様からの高い評価を得ていると自負しています」と、リーダーの冨田 仁志が明言します。

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「Vivaldi」は歴史もあり、複数のシステムが複雑に交錯するソリューションゆえ、そのバージョン管理は容易ではなく、なるべく一元的に管理できるよう、日々工夫をしていかねばならないといいます。「Vivaldi」の大幅なバージョンアップ以外にも、構成管理の部分での細かい改良も進めて、日々管理しやすいものを目指しています。また社内的には、障害管理ツール「Redmine」を運用し、業務フローのルール化を提案し、日常的な改善に努めています。「入社1年目の時に、先輩から『ラクをするのがSEだ』と言われたのが、とても印象に残っています。私は基本的に面倒くさがりなので、ラクをするために工夫しようと、意識してがんばって、結果それが今とても面白くなっているんですね」と海老 翔太がユニークなエピソードを明かします。

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上下の風通しが良く、互いにスキルアップを支え合う

PEGではチーム全体で業務を複線化していき、特定の人に頼る属人化を避けようという傾向があり、皆ができることを増やそうと推奨しています。全体のレベルアップにもつながり、各個人が新しく得意分野を見つけるチャンスも増します。入社7年目の山口 貴司は「私は『Vivaldi』内のBIツールの責任者として、開発からリリースまでの作業を手掛けていますが、2~3年前から顧客先に要件定義に伺う機会も増えてきました。お客様対応にも面白味を感じており、今後は研究開発や企画の分野など、いろんなことにチャレンジしたいと思っています」と生き生きと話します。日々の業務の中で細かい疑問や、時には大きな課題に直面することがある中、PEGでは誰に対しても相談や質問がしやすい空気があり、皆親身になって回答を返してくれるといいます。「システム開発部全体が、何か困ったとき、わからないときに、きちんと理解できるまで、丁寧に教えてくれます。皆さんが優しくて、とても働きやすく感じています」と入社3年目の中川 佳祐が職場の温かいムードを描写します。

「Vivaldi」以前の世代の製品開発から関わっているリーダーの冨田は、皆の頼れる相談役。マネージャーの金 泰佑も、優しく穏やかで慌てているところを見たことがないとの評価。また、細やかで技術面のエキスパートである磯崎 佑允と、身体も人としての器もダイナミックな小井口 和雄という個性的な2名のグループリーダーの存在も、チーム内の風通しの良さに寄与していると口を揃えます。

部活動へ積極的に参加。グループ各社との交流にも期待

業務以外の日頃のコミュニケーションも活発な様子。「定期的な停電対応でサーバーを落とすときなどは、全社に声をかけて、韓国料理を食べに行く企画を立てています。新大久保に、おすすめの美味しいお店があるんですよ」と、金が楽しそうに話します。月末の金曜日には、社員会から補助が出る「プレミアムフライデー企画」を利用して、機会があれば定時退社で食事会を催すこともあるとのこと。

またPCIでは、サークル活動も盛ん。特にPEGにはスノボ部やフットサル部のメンバーが多いといいます。「フットサル部は月1回練習して、年1回の大会もあり、熱心に活動しています。サイオステクノロジーやキーポート・ソリューションズのチームとも試合をしています」と山口が説明します。

昨年にはサイオステクノロジーが開催した機械学習のセミナーを利用したり、キーポート・ソリューションズとOSSベースのサービス開発を共同でおこなったり、業務上でのサイオスグループ各社との連携も進んでいることから、今後は、同じ開発部門との技術交流を図り、手法や体系の考え方、プロジェクト管理はどう工夫しているのかなど、お互いの良いところのノウハウを共有したいと期待を表しました。

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写真左から山口 貴司、冨田 仁志、中川 佳祐、海老 翔太、金 泰佑

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