検索検索
English

ユーザー同士の交流深まる 〜SOY倶楽部が活動開始

「SOY(ソイ)倶楽部」は、新たに発足した「OSSよろず相談室」のユーザー会です。そのキックオフミーティングが7月5日に東京・ミッドタウンで開催されました。

テクノロジー2016年8月 1日

ユーザー会で交わされる質の高い情報

「サイオスOSSよろず相談室(以下、OSSよろず相談室)」は、オープンイノベーションを志向するサイオスが2007年に立ち上げたサービスです。オープンソフトウェア(OSS)に精通したエンジニアが、ビジネスにOSSを活用する多くの企業・団体の様々な問題解決を支援しています。

新たに発足した「サイオスOSSよろず相談室クラブ」(SIOS OSS Yorozu Club:SOY倶楽部)は、OSSよろず相談室の契約ユーザーのために設けられたユーザーコミュニティ。OSS活用のための情報提供、ユーザー間の情報交換や知識向上が設立の目的です。

「ユーザー間の交流を通じて得られる知見やメリットを皆様のビジネスにぜひ生かしてください」とサイオステクノロジー 代表取締役社長の喜多はユーザー会の積極的な利用・参加を呼びかけました。


サイオステクノロジー株式会社 代表取締役社長 喜多伸夫

続いて、ユーザー企業の代表として、トヨタ自動車株式会社 MS 生産物流生技部 生産情報計画室長 曽我良司氏が登壇。「サイオステクノロジーとの5年間の関係と今後への期待」と題して祝辞のお言葉を頂きました。


トヨタ自動車株式会社 MS 生産物流生技部 生産情報計画室長の曽我良司氏

同社における生産設備・生産指示システムの中で、最も「よろず相談室」が利用されているシステムがALC(Assembly Line Control)です。ALCは50年近い歴史を重ねてきたシステムで、まさに生産現場のインフラそのものです。現在ではトヨタの90%以上の自動車が、ALCのもとで生産され、保守性向上の観点からOSSが採用されています。サイオスは万一のトラブル対応における原因追究・再発防止をサポートしています。

トヨタ自動車がOSSよろず相談室を利用する理由や利点について曽我氏は、「複数社に声をかけた中で、障害調査における原因追究のスピリッツが、当社のスピリッツ(5回のナゼ)に近いと感じたのがサイオスでした。サポートの範囲内で、一般的なOSS動向やOSS新バージョンに関する質問対応のみならず、サイオスからの積極的な情報提供も得られています」と述べました。
SOY倶楽部には、「よろず相談室ユーザー同士」また「OSSユーザー同士」が一堂に会し、懇談する機会として期待を寄せました。

・【トヨタ自動車様の活用事例】⇒ 詳しい情報はこちらからご覧ください。

さらに基調講演では、「OSS を活⽤したIoT・Cloud の最新動向」と題して、レッドハット株式会社 事業部⻑ ⽟利裕重氏が登壇しました。レッドハットは、5,000以上のオープンソースプロジェクトに参加しています。「レッドハット製品に限らず、当社の技術者が参加し、技術協力や資金援助を行っています」と玉利氏。「オープンソースは商用プロダクトの代替品ではなく、イノベーションを生み出していることに手ごたえをつかんでいます」と力を込めました。


レッドハット株式会社 事業部⻑ ⽟利裕重氏

OSSよろず相談室のナレッジをユーザーにフィードバック

OSSよろず相談室への問い合わせ内容や日々の業務で注力している点については、「サイオスOSSよろず相談室の現状と取り組み」と題して、サイオステクノロジー テクニカルサポート部 グループマネージャー ⾦澤直樹が説明しました。
「最近では、脆弱性や、Tomcat、Postfix、NTPに関する問い合わせが増加しました。OSSよろず相談室では、より精度の高い回答をご提供するために類似事例の調査やシステムの動作検証を日々行っています。また、動作検証の成果を踏まえて、お使いのシステムに対する具体的な変更提案を実施できる点も、我々の強みの1つです」と金澤は述べました。


サイオステクノロジー テクニカルサポート部 グループマネージャー ⾦澤直樹

締めくくりのプレゼンテーションは、「OSS セキュリティ動向」と題して、サイオステクノロジー OSSエバンジェリストの⾯和毅が担当しました。
面は、脆弱性をつく脅威が多様化・急増する中で、セキュリティ対策は従来の「検知・防御・改善」から「解析しリスクを減らす」傾向にある点を指摘しました。
「この分野で先行する米国では、政府がリスクベースセキュリティ対策の自動化・標準化を促すSCAP(セキュリティ設定共通化手順)の適用を2009年以降、主要企業に事実上義務付けています。今後、日本でも同様の動きが注目されます」(面)。
面は、SCAPを実装したOSSプロジェクトであるOpenSCAPおよび、それと連携するパッチ管理ツールに触れるとともに、セキュリティ上のリスクを早期に発見するためにサイオスが提供するセキュリティ診断サービスを紹介しました。
「ユーザー間での情報交換の機会として『SOY倶楽部 OSS勉強会』も定期的に開催しています。こちらにも是非、ご参加ください」と述べ、講演を締めくくりました。


サイオステクノロジー OSSエバンジェリスト ⾯和毅

OSSをビジネスに活用されるユーザーにとって様々なメリットのあるSOY倶楽部。OSSよろず相談室と併せて積極的にご活用ください!

記事の関連情報