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特集:サイオスグループでの多様な働き方──#03時短勤務とリモートワークを組み合わせて、子育て真っ最中

多様な働き方を実現するために制度や環境の整備に取り組むサイオスグループ。時短勤務制度や産休・育休制度、リモートワークなどを活用して、多様な働き方を実践している社員を紹介するシリーズ企画。第3回は、あえて時短勤務を選び、子育てを続ける女性を紹介します。

カルチャー2019年1月23日

長年、時短勤務を活用。周囲への気遣いも軽減

サイオステクノロジー 第2事業部 技術1部 クラウドインテグレーション2グループ 木村 彩子は、10年以上にわたり、子育てのために時短勤務を活用しています。サイオステクノロジーの時短勤務制度は、4時間から7時間の中で、自分の生活に合った時間帯を1年ごとに選んで申請します。木村は現在、5時間勤務に設定しています。
「ともかくフルタイム勤務だと、学童保育へ子どもを迎えに行く時間に間に合いません。子どもが保育園の時期も、そうでした。実家も遠くて、子どもの送り迎えを代わってくれる人は近くにいませんし、夫もなかなか早く帰れるような仕事ではないので、時短勤務制度がなければ、仕事を辞めるしかありませんでした。子育てと仕事の両立ができているのは、本当に助かっています。また時短勤務では、給料がフルタイムと比べると抑えられますが、制度として決まっている分、早く帰ることへの躊躇が少なくなる点がいいですね。もし時短勤務制度がない中で子育てしていたら、自分だけ毎日早く帰るのには気が咎めたかもしれません。こうした面でストレスをあまり感じなくて良いのは、大きいですね」と、木村はそのメリットを説明します。

在宅でのリモートワークも臨機応変に取り入れる

2018年4月に、サイオステクノロジー全社でリモートワークが推奨されるようになってからは、時折、在宅勤務も利用していると言います。
「仕事の繁忙期でも、時短勤務ですと残業したくてもできず、同じ部署のメンバーに負荷をかけているのではないかと申し訳なく思っていました。また、子どもの学校行事や通院のために半休を取る必要もありました。今はそういう時には、あえてリモートワークに切り替えています。往復4時間はかかる通勤時間が有効に使え、フラストレーションも解消できています。時間と気持ちにゆとりが生まれるので、仕事もかえってはかどりますね」と、木村は微笑みます。
会社の制度としては、月7日以内のリモートワーク利用であれば申請は不要ですが、木村の所属する技術1部内では、リモートワーク用のカレンダーに登録して、リモートワーク連絡用のメーリングリストで事前に周知するという簡単なルールを設定しています。このようにルールが定められていると、リモートワークや時短勤務が当たり前な雰囲気が、自然と作られています。
「皆、気軽にリモートワークを利用していますね。週に1~2回程度利用の方が多いので、実際に顔を合わせる機会は十分にあります。簡単なルールはありますが厳密に定めようという感じではなく、無理せずにゆったりと、リモートワークが浸透しているといった雰囲気なんですよ」と、木村は部内の様子を教えてくれます。技術1部は、全社展開の前に、リモートワークを試験導入していたので、知見も蓄積され、積極的に利用する空気が根付いたのでしょう。フリーアドレス制が取り入れられているのも、リモートワーク活用が進む理由の一つかもしれません。

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木村の自宅の仕事部屋。在宅勤務用に用意したモニターと会社支給のノートPCを接続している

自分に合った働き方を選んでストレスフリーに

在宅による完全リモートワークではなく、あえて時短勤務を選択しているのは、「チームのメンバーと顔を合わせて仕事をする方がやりやすいし、自分に向いているから」と、木村は言います。
「例えば、画面を見ながら相談や質問をしたい場合は、やはり対面で直接話した方が早いし、楽なんですね。話しかけるタイミングを計るにも、チャットだと相手がどういう状況かわからないので、難しく感じてしまうんです。うちのグループでは、トラブルや障害への対応をしている場合もあるので、それがリモートだとわかりづらい。またチャットは1対1ですが、オフィスで相談事などしていると、別の人が通りがかりにアドバイスをくれたりすることもありますよね。そういうチャンスは、リモートワークだと少ないと思うのです。ですから、例え通勤時間がかかっても、時短勤務で出社する方を選びました」

また、木村は「サイオステクノロジーは子育てしていても、かなり働きやすい職場」と強調します。
「改めて言いたいのは、同じ部署の方々が非常に親切で、例えば子どもが熱を出したと連絡が来たら、『早く帰っていいよ、すぐ帰りなよ』と、快く送り出してくれるんですね。打ち合わせの時間も早めに設定してくれたり、細やかな気遣いをしてくれるんです。ここまで時短勤務を長く続けられたのは、制度の整備もですが、そうした周りのメンバーの理解が大きいのです。ですから、余計に業務の面で甘えてはいけないと、常々考えています。時短勤務は、あくまでも私の事情。それによって、一緒に仕事をしている仲間に迷惑をかけないよう、コントロールしたいんです。自分の都合のいい形で、仕事時間を調整できる『時短勤務+リモートワーク』が、今の私にとって、とても有難い働き方と言えますね。業務や生活によって、人それぞれ、最適な働き方があると思うので、こうあるべきと、あまり頑なに考えない方がいいかもしれませんね」と、柔らかくも意志の強い言葉で木村は締めくくりました。

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サイオステクノロジー 第2事業部 技術1部
クラウドインテグレーション2グループ 木村 彩子