『SIOS Coati』が大幅バージョンアップ。 導入を完全に自動化し、運用に期待される全ての機能を追加。
フリーミアムモデルでの提供も開始しました

パブリッククラウドの障害を自動で検知・復旧する運用自動化サービス『SIOS Coati』(サイオス コーティー)。発売以来、おかげさまで多くのお客様の引き合いをいただいております。今回のバージョンアップでは、お客様のご要望にお応えして導入の完全自動化と、運用に期待される全ての機能を追加しました。さらにフリーミアムモデル(まず無料でサービスをご利用いただき、のちに気に入っていただいたお客様はスムーズに有償版に移行いただける形態)での提供も開始いたしました。次世代Coatiが目指したビジョンと追加機能について、ご案内します。

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最新のサーバーレスアーキテクチャーを採用

2017年2月に発表した『SIOS Coati』は、Amazon Web Service(以下、AWS)が提供するAmazon EC2のインスタンス上で動作するアプリケーションの各種サービスの状態を常に監視し、異常が発生した場合には、自動でサービスとインスタンスの再起動等を実行すると同時にシステム管理者にメールでレポートを通知し、監視から復旧までの一連の動作の自動化を実現します。

当初は、わかりやすく簡易に利用できるよう機能を絞って単純な形で提供してきましたが、お客様に導入を検討いただく中で、いくつかの機能追加の要望があがってきました。「ファーストリリース時は、単純な仕組みの方が使いやすいだろうと、極力シンプルに仕上げました。しかし実際に導入し始めると、自社の運用パターンに合わせて、あれもしたい、これもできないかと、お客様からいろいろご要望をいただき、お客様の運用スタイルに合わせられる仕組みが必要になったのです」と、サイオステクノロジー 第1事業部 テクニカルソリューション部 クラウド技術グループ グループマネージャーの大野 洋介は説明します。

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サイオステクノロジー 第1事業部 テクニカルソリューション部 クラウド技術グループ グループマネージャー 大野 洋介

また『SIOS Coati』はSaaS型クラウドサービスのため、ユーザー数の増加に伴いシステム負荷が増大することから、マルチテナント化への必要性も高まりました。こうしたいくつかの課題の解消と、新サービス開発とリリースのスピードアップに不可欠なマイクロサービス化に対応するため、AWSが提唱するサーバーレスアーキテクチャーを採用し、よりクラウドネイティブなものへ大幅に作り変えたのです。

「大野が述べたような事情もあって、このタイミングでの抜本的なアーキテクチャーの作り変えが必要と判断しました。今となっては早めの決断が功を奏したように思います。新しい『SIOS Coati』はマイクロサービス化した細かいモジュールをつなげて疎結合で動かす、柔軟性と拡張性に優れた技術的には最先端のサービスとなりました。また、これまでは必要であった監視のための初期構築を不要にする完全自動化を実現しました」サイオステクノロジー 第1事業部 クラウドサービス事業企画部 部長の吉岡 大介は、リニューアルの効果を説明します。

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サイオステクノロジー 第1事業部 クラウドサービス事業企画部 部長 吉岡 大介

より実用的な新機能を随時追加

今回のアーキテクチャーの刷新に伴い、新しい『SIOS Coati』ではお客様からの要望に応え、いくつかの機能を追加しています。強化された機能は、主に以下の5つになります。

まず1つ目は、「監視対象インスタンスの自動抽出」です。申し込み時にAWSアカウントIDを入れていただくと、『SIOS Coati』が自動でお客様が所有するAmazon EC2の監視対象のインスタンスを自動検出して、監視を始めます。インスタンスの増減にも自動で対応するので、システム構成変更後の再設定作業はになり、初期構築を不要にしました。また、マルチリージョンや複数VPCで利用されているシステム形態にも自動で対応します。

2つ目として「インスタンスごとの監視・復旧の設定」が可能になりました。個々のインスタンスごとに「監視・復旧」「非監視」「監視のみ」のモード設定ができます。また、障害検知後の復旧動作もインスタンスごとに「サービス再起動+インスタンス再起動 」「サービス再起動のみ」「インスタンス再起動のみ」の3つのパターンが設定可能です。 

3つ目は「サービスごとの再起動設定」です。各インスタンス内のサービスについては、監視をしたくないサービスを監視対象から外すことが可能となりました。

4つ目として「障害時のメール通知条件を指定」できるようになりました。障害発生時/復旧成功時/復旧失敗時のタイミングで、指定された宛先にメールが送付されます。通知先メールアドレスの指定は1件から3件に増え、より実用的な運用が可能になりました。

最後5つ目は、「ダッシュボードの大幅な刷新」です。メール通知や監視モード、復旧モードなどの各設定が、わかりやすいWebGUIの画面で一元管理できるようになりました。

【新しいSIOS Coatiの監視モード設定画面】
監視モード設定画面.JPG

【サービスの選択設定画面
サービスの選択設定画面.JPG
『SIOS Coati』は、今後APIの提供を行い、各種監視ソフト/サービスとの機能連携やMicrosoft Azure、Google Cloud Platformなどのパブリッククラウドへの対応を順次おこない、パブリッククラウドを利用する企業の運用の負担を軽減するとともに自動化実現に向けた進化を続けていきます。

『SIOS Coati』にまつわる「チャレンジ」というキーワード

「今回のリニューアルで拡張や変更に柔軟に対応できるように作り直し、おかげで『SIOS Coati』はユーザーからの声に敏感に対応できる製品になりました。また『SIOS Coati』は製品の成り立ちからユーザーへの直接販売を展開していますので、サイオステクノロジーとしてもある意味で挑戦となっています。お客様の声を直接聞いて製品に素早くフィードバックしていくことは、今までは難しいところもありましたが、その流れが『SIOS Coati』で実現できているのは、大きいと思います」と吉岡は、『SIOS Coati』がサイオステクノロジー内で果たす役割について話します。

今回のバージョンアップに伴い、料金体系も見直しています。ローコストでスピーディに導入したい、気軽に試してみたいというご要望にお応えして、利用期間やインスタンス数は無制限で、インスタンスの監視頻度が30分間隔の無償版の提供を行うフリーミアムモデルを開始します。有償版は、最低利用料金3万円を廃止し、監視頻度が2分間隔で、監視時間に応じた完全従量課金の1時間1インスタンス5円(税別)に変更しています。

「月額での完全従量課金制への変更は、ビジネスとしてリスクもあります。導入も手軽なら中断も簡単。また申し込みしても使わなければ請求額は0円です。ユーザーのニーズへ敏感に適応していなければ、すぐに契約を中断されてしまうでしょう。そうならないために、常にシステムをブラッシュアップしていく点が重要と考えています」と、引き続き取り組むべき課題について、吉岡は語りました。

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アカハナグマをモデルに作られた『SIOS Coati』のマスコットキャラクター「サイオスコーティー」と。

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「SIOS Coati」の製品詳細と利用のお申込みはこちらから
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