事業の財産は、エンジニア。自社の価値を上げ、業界全体の発展を目指す──サイオステクノロジー 執行役員 黒坂 肇【後編】

【サイオスグループ役員インタビュー】前編記事では、独自の経営や人材育成の理念について語ったサイオステクノロジー 執行役員 第2事業部 副事業部長の黒坂 肇。後編では、リーダーシップ論や今後のビジョンなど、熱い思いを聞いた。

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黒坂の人材育成や経営に対するこだわりがわかる前編記事はこちらから

根っからのサイオスプロパー。業界全体で若手の育成を考える

 黒坂はグループの中でも最古参の一人。「社会人デビューは、半導体メモリのエンジニア。ちょうどパソコンが急激に売れ始めた時代で、設計・解析・テスト・プログラム開発など、一人で何役もこなし、遮二無二働いていました」と当時を振り返る。インターネット黎明期に、製品のテストプログラムを国内外の工場へ配信するサーバーへ自らLinuxを採用し、さらに、制御用にLinuxが搭載された産業機器用テスト装置の初期ユーザープログラム開発も数多く担当した。その産業用機器の購入元が、当社社長の喜多が在籍していた稲畑産業株式会社であり、機器の導入を手掛けた人物が、サイオステクノロジーの前身であるノーザンライツ株式会社の起業者の一人だった。その不思議な縁で、20002月にノーザンライツコンピュータに入社。以来20年、常に当社のエンジニアの先頭に立ってきた。

 「リーダーシップには、いろいろな形があると思います。後ろから追い立てる人、先頭で独走する人、ロールモデルとして見習いたい人や、風呂敷を拡げるのがうまい人も。私はどちらかというと引率の先生です。前に立って旗は振るけれど、もう少し身近なタイプですね。今はもう少し将来を見据えた先の方を走るように気を付けています。
 既にITネイティブな世代が社会人になる時代です。エンジニアの仕事人生がどうなるか誰にもわからない。わからないけれども、微力ながら私にできることがあればと考えています。オープンソースが『サポートもない』と見下されていた時代を知らない若いエンジニアが、純粋に『便利』『みんなが手伝ってくれる』と面白がっています。そうした若い人たちの成長が、私自身のモチベーションになります。そして、社内に限らず、業界全体で若手エンジニアをどのように育成するのかということが、私のライフワークとなっています。具体的には、先端技術のイベントに地方の学生が参加するための資金援助プランを進めています。いずれ私が副理事長を務める日本OSS推進フォーラムで、若手エンジニアや学生支援のプログラムを創設できればと考えています」

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身振り手振りを交え、業界全体の発展について熱く語る黒坂

挑戦は続く──テクノロジーとニーズをシンプルにつなぐソリューションを提供

 20196月、 4つめの事業の柱とすべく力を注ぐAPI事業部門から、サブスクリプションビジネスを支援する新サービス『SIOS bilink』の提供が発表された。このサービスについて黒坂は、「ITのアプローチの仕方で、1つは社会や顧客のニーズに応える形があり、もう1つはこのテクノロジーが面白いから何かに使いたいという視点があります。その2つをつなぐものとして、ソリューションがあります。そのような意味で、今回、非常にシンプルでわかりやすいソリューションができたと自負しています。2019年度下半期には、第2事業部全体の方針として『倍増計画』が打ち立てられました。『倍』は売上でも、契約数でも、提供できる技術の種類でも、何でもいいので、それぞれが考えるようにと。API事業分野は新サービスの提供もありましたので、こっそり5倍にしました。勢いで(笑)。それだけのポテンシャルを秘めた仕組みだと期待しているのです。私は、不可能だと思うことには期待しませんから」と、明るく語った。


【黒坂 肇(Kurosaka Hajime)'s Private Life 】
最近、船釣りを始め、休日には若手エンジニアを誘って海へと繰り出している。
「大漁の時に釣った魚を持ち帰ると、妻に困った顔をされます。船宿が釣り人から魚を買い取り、個人や飲食店に販売すれば、釣り人も、船宿も、食べる人もWin-Win-Winの仕組みになる。そのようなソリューションを構想中です」と、プライベートでも意欲的だ。

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