2024年 年頭所感
2024年1月 5日サイオス経営
あけましておめでとうございます。
はじめに、このたびの令和6年能登半島地震において、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げますとともに、被災された皆さまにお見舞い申し上げます。皆さまの安全と被災地の一日も早い復興を心からお祈り申し上げます。
昨年は、2019年末以来のコロナ禍がようやく収束に向かい、私たちの生活におけるさまざまな行動制限の多くが緩和され、街には活気が戻ってまいりました。
一方で、パレスチナ自治区ガザでの紛争の勃発、長引くウクライナ紛争、台湾・中国の緊張、北朝鮮情勢等、地政学的リスクが増大しており、世界経済への悪影響が続いています。特に株式市場や為替への影響が大きく、当年もそれら金融市場がどのように変動して行くのか不透明な状況が続くと見られます。
2022年の年頭所感で、私は世界が本格的なVUCA*1の時代に突入したと述べました。今もまさに世界はVUCAの真っ只中にいます。このような環境においても、社会が健全性を失うこと無く、経済が成長を持続するために必要な能力として、レジリエンスとアジリティが必要とも述べました。当年においてレジリエンスとアジリティは、なお一層重要性を増すと言えるでしょう。
サイオスグループでは、レジリエンスを変化に柔軟に対応できる能力と考え、アジリティを変化に俊敏に対応できる能力と考えています。
サイオスグループの昨年は、これらの能力に磨きをかけ、事業構造改革に取り組んでまいりました。
具体的な改革としては、まず成長分野であるSaaSをはじめとするクラウド関連の製品・サービスへの投資を継続しています。結果として、クラウド関連の売上は順調に伸長しております。次に投資分野の選択と集中も遂行中であり、その結果として損益も改善が進んでいます。
コロナ禍で混乱をきたしていたサプライチェーンの正常化、半導体不足の緩和等により、滞っていた製品・サービスの流通が回復して来たことも相まって売上も回復基調にあり、当年も着実に成長を実現するべく、事業構造改革を続けてまいります。
サイオスグループは、コロナ禍以前よりリモートワークに取り組んでいましたが、2019年末からの4年間でそれがすっかり定着し、勤務地や勤務時間に縛られない働き方を実現しています。そして、コロナ禍の行動制限から解き放たれた今、対面でのコミュニケーションも増加し、生産性は更に向上しています。上述の事業構造改革と相まって、当年のサイオスグループは更にパワーアップし、大きな飛躍の実現に向かって歩みを加速してまいります。
2024年は、サイオスグループの飛躍を楽しみにしていただきたく、引き続き何卒よろしくお願いいたします。
*1 VUCA
「先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態」を意味し、元々は1990年代後半に軍事用語として使われた
V(Volatility:変動性)、U(Uncertainty:不確実性)、C(Complexity:複雑性)、A(Ambiguity:曖昧性)の略
サイオス株式会社
代表取締役社長 喜多 伸夫
■サイオスについて
サイオスは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアを活用したシステムインテグレーションを原点とし、ソフトウェア製品およびSaaSを提供するテクノロジー企業群を子会社に持つ東証スタンダード上場の持株会社です。「世界中の人々のために、不可能を可能に。」をグループミッションに、イノベーションによって人々の課題を解決し、より良い社会の実現に貢献してまいります。
詳細情報は、https://www.sios.com をご覧ください。
■お問い合わせ先
サイオス株式会社
広報
TEL:03-6401-5120 Email:mktg@sios.com
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