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サイオステクノロジー、データ可視化ソリューション「Grafana Enterprise」国内初の取扱開始

データの一元的な可視化により、複雑化したAPIプラットフォーム構築・運用を支援

2021年4月12日サイオステクノロジーテクノロジー

 サイオス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、東京証券取引所 第二部:3744、以下、サイオス)の事業会社である、サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下、サイオステクノロジー)とGrafana Labs(本社:米国ニューヨーク州、CEO:Laj Dutt、以下、Grafana Labs)は、日本国内におけるGrafana Labsの製品販売に関するパートナーシップ契約を締結しました。本契約により、サイオステクノロジーは日本で初めて「Grafana Enterprise」を使用したサービスの開発支援、自社環境に適した形にカスタマイズしたインテグレーションサービスの提供を開始します。

【Grafana Labsの概要】
 2014年に設立されたGrafana Labsは、オープンソーステクノロジーを基にした「Grafana」を中心に構築された可観測性プラットフォーム*1を提供しています。「Grafana」でダッシュボード*2を構築し、あらゆるメトリクス*3やログのクエリ*4、データ可視化、アラート通知の設定を行うことが可能です。

【Grafana製品の概要】
 「Grafana」はシンプルな機能構成で操作性に優れ、誰もが容易に使いこなすことができるデータ可視化ソリューションです。拡張性が高く、他の製品と組み合わせて異なるデータソースの分析および統合も行えます。商用版「Grafana Enterprise」では、他のシステムと連携するプラグイン機能*5が充実しているほか、複数名による共同作業機能、高度なセキュリティ・認証、トラブル発生時の緊急サポート保証などが提供されます。「Grafana」および「Grafana Enterprise」は世界中に広く普及しておりBloomberg、JP Morgan Chase、eBay、PayPal、Sonyなど1,000社以上の企業で採用されています。
詳細情報は、https://grafana.com/products/enterprise/ をご覧ください。

【Grafanaの特長】
1.インストール、設定が簡単
 ・同種のサービスに比べ機能が絞り込まれているため、簡単な操作で導入が可能
 ・ダッシュボードも容易に作成でき、高速で柔軟に作図が可能
2.高機能なリアルタイム性とセグメント表示機能
 ・ある特定の時間、期間におけるサービス、ユーザー、ノード*6など柔軟な表示設定が可能
 ・関係者へのリアルタイムな状況共有が簡単に実現
3.時間軸に特化した高度なグラフダッシュボード
 ・柔軟性が高く豊かな表現が可能なGUI(Graphical User Interface)*7によって一覧的にアプリケーションやデータの利用状況の把握および運用監視が可能
 ・時系列で同時に複数のサービス利用状況の把握が可能

【Grafana Enterpriseを提供する背景】
 サイオステクノロジーでは2017年からAPIエコシステムデザイン支援サービスの提供を開始し、多くのユーザーのAPIプラットフォーム構築・運用を支援しています。近年、より高度なデータ利活用が求められ、社内外の多種多様なサービスとの連携を通じてサービスレベルの向上を図る事例が増加しています。APIエコノミー*8が複雑に成長する一方で、APIエコノミーを構成する各システムの一元的な監視・管理の体制構築がその成長に追いつかず、さまざまな課題や運用コストの肥大が顕在化してきています。
 「Grafana」はAPIの利活用を進めるユーザーにおいて、APIエコノミーを構成する各システム・データの挙動を一元的に可視化するサービスとして、既に広く利用されています。サイオステクノロジーでは、130種類以上のOSSを対象としたカスタマイズの有償サポートサービス「サイオスOSSよろず相談室」にて従来から「Grafana」のサポートを提供していますが、APIエコノミーの広がりに伴い安心安全な商用利用の要望に応えるため、「Grafana Enterprise」のサポートを提供開始します。
 今後、サイオステクノロジーでは「Grafana Enterprise」の販売およびデータ可視化に関する設計・開発・運用にわたるソリューションの提供を通じて、信頼性の高いAPIエコノミー構築およびAPIエコノミー拡大を支援します。

*1 可観測性プラットフォーム
予期せぬ事象が生じた場合に「何が起きているか、どこで問題が起きているのか、なぜ問題が発生したのか」をいかに簡単にかつ的確に状況および事象を把握できるかを観測する基盤

*2 ダッシュボード
さまざまなデータや情報をまとめて可視化し一覧表示するツール

*3 メトリクス
指標。定量化して得たデータを加工したもの

*4 クエリ
データベースからデータを抽出したり操作したりといった処理を行うための処理命令などを一定の形式で文字に表現すること

*5 プラグイン機能
アプリケーションの機能を拡張するために追加するプログラム

*6 ノード
「結び目」や「中心点」という意味の単語で、ネットワークの接点、分岐点や中継点などを意味する

*7 GUI(Graphical User Interface)
コンピューターの画面上に表示されるウィンドウやアイコン、ボタン、プルダウンメニューなどを使い、マウスなどのポインティングデバイスで操作できるインターフェース

*8 APIエコノミー
API(Application Programming Interface)とは、アプリケーションやソフトウェアとプログラムをつなぐ機能。APIエコノミーは、APIをビジネスに活用することやAPIを公開・利用する経済活動を指す

■APIエコシステムデザイン支援サービスについて
 お客様のサービスを核とした「APIエコノミー」実現に向けて必要とされる、事業計画立案、API基盤設計開発、運用支援をワンストップで提供します。具体的には「APIエコシステムデザイン」、「APIマネジメント提供」「サブスクリプションプラットフォーム」「ビッグデータ分析基盤構築」の4ソリューションで構成されます。
詳細情報は、https://sios.jp/products/api/ をご覧ください。


■サイオスについて
 サイオスは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェア、AI、クラウド、金融技術に卓越した強みを有するテクノロジー企業群を子会社に持つ東証二部上場の持株会社です。「世界中の人々のために、不可能を可能に。」をグループミッションに、イノベーションによって人々の課題を解決し、より良い社会の実現に貢献してまいります。
詳細情報は、https://www.sios.com をご覧ください。

■サイオステクノロジーについて
 サイオステクノロジーは、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェアの開発と利用を軸に、自社開発ソフトウェア製品の販売とサービスの提供を行っています。直近では、AI(人工知能)、クラウドコンピューティングの技術領域に注力し、次世代を支える新製品とサービスの提供を開始しています。これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在、「インフルエンサー」となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。
詳細情報は、https://sios.jp をご覧ください。

■お客様のお問い合わせ先(記事掲載の場合はこちらをご利用ください)
サイオステクノロジー株式会社
プロフェッショナルサービス サービスライン:二瓶、藤嶋
TEL:03-6401-5190  Email:api-info@sios.com

■報道関係者からのお問い合わせ先
サイオス株式会社
広報
TEL:03-6401-5120  Email:mktg@sios.com

株式会社井之上パブリックリレーションズ
サイオスグループ担当:大浦、白川、横田
TEL:03-5269-2301  Email:sios@inoue-pr.com

※現在テレワーク勤務中につきお電話に出られない場合がございます。メールでお問い合わせいただけますと幸いです。