サイオスグループ、2026年度事業戦略発表会を開催
2026年2月18日、サイオスグループは事業戦略発表会をオンラインで開催し、中長期的な企業価値向上と持続的な成長に向けた戦略を発表しました。本稿ではその概要をお伝えします。
製品・サービス2026年3月16日
事業戦略発表会には、サイオス株式会社 代表取締役社長 喜多伸夫、サイオステクノロジー株式会社 上席執行役員 有馬大介、サイオステクノロジー株式会社 執行役員 二瓶司の3名が登壇しました。
写真:左から、サイオステクノロジー株式会社 上席執行役員 有馬大介、サイオス株式会社 代表取締役社長 喜多伸夫、サイオステクノロジー株式会社 執行役員 二瓶司
成長戦略の鍵になるビジネスモデルと技術
サイオスグループは、クラウド・AIなどの先端テクノロジーを活用したソフトウェア製品の開発・販売および高度なシステムインテグレーションサービスを提供する事業会社グループとともに、お客様のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支えています。
2026年12月期の通期業績予想は、売上高200億円、営業利益4億5千万円、経常利益5億1千万円、純利益3億7千万円を見込んでいます。前年同期比で増収増益となり、経常利益・当期純利益ともに過去最高を更新する見通しです。喜多はその成長戦略の柱として、「ストック型ビジネスモデルへの継続投資」と「AIとオープンソースソフトウェアによる事業強化」の2つを挙げました。
「ストック型ビジネスモデルへの継続投資」
収益力のさらなる強化に向け、サブスクリプションでの提供を推進し、ストック型ビジネスモデルの売上高比率を向上させます。
付加価値の高い機能の提供を通じて、2026年度のストック売上高は40億円超を見込んでいます。
- サブスクリプション提供の拡大
HAクラスターソフトウェア「LifeKeeper」と文書管理アプリケーション「Quickスキャン Plus」において、従来のライセンス販売に加え、サブスクリプション提供を本格化させていきます。 - パートナー販売の強化
クラウドサービス「Gluegent(グルージェント)シリーズ」において、パートナー各社との連携を深め、新規契約獲得を加速させます。
「AIとオープンソースソフトウェアによる事業強化」
「プロダクト&サービス」「コンサルティング&インテグレーション」の両事業セグメントにおいて、AI技術の社会実装と創業時からの強みであるオープンソースソフトウェアの知見を融合させ、独自の競争優位性を確立していきます。
AIにおける事業強化
有馬は、クラウド型ワークフロー「グルージェントフロー」での取り組みを発表しました。
2025年度には生成AIを搭載し、迅速な意思決定を支援する「ユーザーアシスト機能」をリリースしました。たとえば、申請者が作成すべき申請モデルを問い合わせると、AIが最適な申請モデルを提示するなど、ユーザーの迷いを解消する機能等を提供しています。
さらに2026年度はAIエージェントを活用し、ユーザーに代わって自律的に情報を収集・加工・提示するなど、より能動的な「ユーザーアシスト機能」の開発を加速させます。
「AIエージェントの活用によりそれぞれのユーザーに最適な提案が可能になり、さらなる業務の効率化が実現します。高付加価値機能を実装したプロダクトをより多くのお客様にお届けすることで収益力を高めます」(有馬)
オープンソースソフトウェアによる事業強化
API事業では、海外戦略パートナーとの連携を強化し、お客様の課題解決に取り組んでいます。パートナーシップを組む際には、API基盤構築などに欠かせないオープンソースソフトウェアについて、その社会実装の先駆者として創業以来の豊富な知見を有するサイオステクノロジーに大きなアドバンテージがあると二瓶は述べます。
「先進的な企業ではすでにAPI基盤開発から次のフェーズに進んでいます。焦点の一つが、開発と運用を連携するDevOpsにセキュリティを融合したDevSecOpsの強化です。膨大なデータやマイクロサービス、また昨今ではAIを組み込んだ基盤を円滑かつ安全に連携する環境整備が、収益力のあるAPIサービス/エコノミーの実現・拡張には必須です。サイオステクノロジーではトレンドを先取りし、2026年度もライフサイクルを管理する総合サービスプラットフォームをワンストップで提供します」(二瓶)
中期経営計画と株主還元
喜多はサイオスにおける2026年から2028年にかけた3カ年の中期経営計画にも言及しました。新たな成長戦略の遂行とストック型ビジネスモデル強化により継続的な成長を図り、株主還元においても2027年12月期以降は連結配当性向30%以上を目標としています。
以上、事業戦略発表会をダイジェストでお伝えしました。
サイオスグループは「世界中の人々のために、不可能を可能に。」をミッションに、2026年度も総力を結集していきます。AI時代の新たな価値創造をリードする取り組みに、ぜひご期待ください。