
インターネット上での通信販売事業をはじめとする各種Eコマース関連事業の企画・運営を手がける株式会社ネットプライスドットコムは、1999年の創業から「時代の変化を先読みして、自ら業態を創造する集団」として、インターネットをフル活用したコマースビジネスを多数創造してきた。8社のグループ企業をもち(2009年9月末時点)、インターネットのグローバル性を活かしたビジネス展開を行っている。同社では、これまで利用していたデータセンターによるメール運用の終了に伴い、セキュリティの強化と運用の利便性という観点から、サイオステクノロジーの提供するGoogle Appsインテグレーションサービスを利用して、Gmailを導入した。
| 会社名 | 株式会社ネットプライスドットコム |
|---|---|
| 設立 | 1999年11月25日 |
| 資本金 | 2,330百万円(2009年9月末現在) |
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| 業種 |
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ソリューション本部
システム管理チームリーダー
鈴木貞治氏
株式会社ネットプライスドットコムでは、セキュリティを強化する目的で、かねてからクライアント環境で利用するメールソフトを廃止し、個人のPCにメールの情報が残らないWebメールの利用を検討してきた。その経緯と背景について、ソリューション本部システム管理チーム リーダー 鈴木貞治氏は、次のように話す。
「業務の関係から、商品の取引を行うバイヤーなどのメールには、膨大な商品データや企業秘密に関係する重要な情報が含まれています。そのため、メールソフトを利用していると、それらの情報が個人の利用しているPCに保存されてしまうため、以前から、セキュリティ強化のために、Webメールへの移行が必須であると考えていました」
同社にとって電子メールは、業務の中核的なインフラとなっている。セキュリティ強化のため、既存のシステムに代わるメール環境の導入を検討することになった。同部門の高橋啓輔氏は、サイオスの提供するGoogle
Appsインテグレーションサービスを検討した理由について、次のように振り返る。
「当初は、何社かのWebメールサービスを試しましたが、当社のニーズに合うものがありませんでした。実は、Google
Appsも一度検討したのですが、その段階では『アクセス制御ができない』といった理由から採用を見送りました。そんなときに、サイオスのセミナーでGoogle
Appsインテグレーションサービスのことを知りました」
株式会社ネットプライスドットコムでは、メール運用の安全性を確保するために、社外からのメールの利用は、禁止している。社員は専用の仕組みを利用してインターネット経由で社内ネットワークにログインしてから、メールを利用している。そのため、社外から自由にログインできるGmailは、セキュリティ上の問題から、そのままのサービスを採用するには至らなかった。その問題をサイオステクノロジーの提供するGoogle
Appsインテグレーションサービスが解決した。
「サイオスのソリューションを導入することによって、Gmailへのシングルサインオンが可能になり、社外からの利用も制限できました。また、社内システムと連携できるため、管理の手間も軽減できました。さらに、Gmailでは実現できなかったメーリングリストを使えるように、サイオスにサポートしてもらった点が、とても重要でした」と鈴木氏は評価する。
同社のシステム構成は、図のようになっている。以前から社内で利用していた社内システムと新規に導入した認証サーバーが連携することで、統合的な管理を可能にし、同時に社内ネットワーク以外からGmailにはログインできない、セキュアなアクセス環境を実現している。
ソリューション本部
システム管理チームシステムエンジニア
高橋啓輔氏
「導入から三ヶ月が経過しましたが、大きな混乱もなく円滑な移行を完了しました。Gmailの検索機能が強力な点が、社員からは好評です。今回のシステム更新で、従来のメール環境に比べて、間接コストを含め、運用コストが半分以下になり、かなりの費用対効果が得られたと評価しています」と高橋氏は成果について説明する。
現在、社内に開放しているGoogle Appsは、Gmailのみである。今後の予定について、鈴木氏は次のような展望を語る。
「管理面からGmail以外のアプリは使えないようにしていますが、今後はアプリの有効性や効果などを検討して、積極的に取り入れていこうと考えています。また、グループウェアやワークフローなどの機能も実現できればと期待しています」