2010年7月27日

2010年12月期 第2四半期決算
~上期はほぼ想定通り、下期は売上高減少とクラウド分野のコスト増を見込む~

サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、東証マザーズ:3744)は、2010年12月期第2四半期決算と、2010年2月1日に公表した業績予想の修正を発表いたしましたので、お知らせいたします。


■2010年12月期第2四半期決算概況と通期業績予想

(①②③の%表示は前年同期比、④は当初予想比)

 
2009年12月期
1-2Q実績
2010年12月期
1-2Q実績
2010年12月期
当初通期予想
2010年12月期
修正通期予想
百万円 百万円 百万円 百万円
売上高 2,854 △1.7 2,493 △12.7 5,300 △1.7 5,000 △5.7
営業利益 43 △68 10 △340
経常利益 40 △66 10 △340
四半期(当期)
純利益
△19 △87 △75 △360
EBITDA※ 215 120.5 101 △53.2 360 120.5 0
※EBITDAは、営業利益+減価償却費+のれん償却額により算定しています。

■2010年12月期第2四半期決算概況について

 当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、厳しい状況が継続しているものの、一部の企業におけるクラウドコンピューティング(*1)(以下、クラウド)やオープンソースソフトウェア(*2)(以下、OSS)を活用した情報化投資には、底堅い動きが見られました。 
  このような中、「LifeKeeper」(*3)や「SIOS Integration for Google Apps」(*4)を始めとした付加価値の高い重点製品・サービスへの注力を推進した結果、これらの製品・サービスは堅調に推移しました。しかしながら、「Red Hat Enterprise Linux」(*5)等の減収影響により、売上高は2,493百万円(前年同期比12.7%減)となりました。
  売上原価や販売費及び一般管理費においては、前年から引き続きコスト効率の改善を図る一方で、中期事業戦略に基づくクラウドとOSSへの注力やアジア事業戦略強化の一環として、技術・営業の両分野での人材拡充を積極的に実施しました。これらの一例として、クラウド分野においては、ドイツで開催された世界最大級の情報・通信技術の展示会「CeBIT」でクラウド環境での事業継続ソリューション「クラウドステーション(CloudStation)」を公表しました。アジア事業戦略強化に関しては、中国デジタル・チャイナ・ホールディングスの子会社で現地大手SI企業であるデジタル・チャイナ・インフォメーション・システムとのパートナー契約の締結等を実施し、中国での販売ネットワークを強化しました。 
  以上の通り、重点製品・サービスは増収となりましたが、それ以外の製品・サービスの減収によって売上総利益が減少したこと、販売費及び一般管理費が前年同期と比べ増加したこと等により、営業損失は68百万円(前年同期は営業利益43百万円)、経常損失は66百万円(前年同期は経常利益40百万円)となりました。また、法人税、住民税及び事業税16百万円、法人税等調整額1百万円等を計上し、四半期純損失は87百万円(前年同期は四半期純損失19百万円)となりました。
  なお、当社グループの経営指標であるEBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却額)は101百万円(前年同期比53.2%減)となりました

■2010年12月期通期業績予想について

 前述の通り、当第2四半期連結累計期間における当社グループを取り巻く事業環境は、厳しい状況が継続しているものの、一部の企業におけるクラウドコンピューティング(以下、クラウド)やオープンソースソフトウェア(以下、OSS)を活用した情報化投資には、底堅い動きが見られました。
 このような中、当社グループでは中期事業戦略(本年2月1日「2009年12月期 決算説明資料」にて公表)に基づき、「LifeKeeper」や「SIOS Integration for Google Apps」といった付加価値の高い重点製品・サービスへの注力を進めており、当第2四半期連結累計期間においては、本年2月1日公表の連結業績予想(以下、当初予想)と同等水準での推移となりました。
 しかしながら、当第3四半期以降においては、昨年提供を開始した「OSSワンストップソリューション」(*6)の提供や、「SIOS Integration for Google Apps」を始めとする一部の製品・サービスの販売が、競争激化により想定に届かない見込みであることのほか、昨年現地法人を設立した中国での事業展開の立ち上がりが遅れていること等の要因により、売上高は当初予想を300百万円下回る5,000百万円に修正いたします。これらの売上高減少に伴う下期の当初予想に対する営業利益及び経常利益の減少は、170百万円となる見込みです。
 売上原価や販売費及び一般管理費においては、役員報酬の減額を含むコスト構造の見直しを実施・継続する一方で、中期事業戦略に基づくクラウド分野への注力をさらに加速します。主に「SIOS Integration for Google Apps」に関連する技術・営業の両分野での人材拡充や、新サービス「CloudStation(仮称)」(*7)の当第4四半期でのβ版(試用版)リリースに向けた技術人員の確保やマーケティング活動の強化を予定しており、これらに係るコストを下期の当初予想に対して180百万円追加で見込んでいます。
 以上により、営業利益及び経常利益は当初予想を350百万円下回り営業損失340百万円及び経常損失340百万円に、当期純損失は当初予想を285百万円下回る360百万円に修正いたします。

(*1) クラウドコンピューティング
コンピュータ処理をネットワーク(通常はインターネット)経由で、サービスとして利用できる新しいコンピュータの利用形態。

(*2) オープンソースソフトウェア(OSS)
米国子会社SteelEye Technology, Inc. の開発製品。本番稼働のサーバーとは別に、同じ環境の予備サーバーを待機させ、万が一の障害の際には自動的に予備サーバーに業務を引き継がせる役割を担うHA(ハイアベイラビリティ)クラスターソフトウェア。

(*3) LifeKeeper
SteelEye社の開発による、本番稼働のサーバーとは別に、同じ環境の予備サーバーを待機させ、万が一の障害の際には自動的に予備サーバーに業務を引き継がせる役割を担うHA(ハイアベイラビリティ)クラスターソフトウェア。

(*4) SIOS Integration for Google Apps
Googleが提供する、メール、インスタント メッセージ、スケジュール管理、ワープロ・表計算等をパッケージにしたホスティング型アプリケーションサービスGoogle Appsとお客様の既存の情報システムを直接連携させるサービス。

(*5) Red Hat Enterprise Linux
世界をリードするオープンソリューションプロバイダーRed Hat, Inc. が開発するLinux OS。

(*6) OSSワンストップソリューション
オープンソースソフトウェア(OSS)を活用した企業システムの構築におけるコンサルティングから開発、構築、保守サポートまでをワンストップで提供し、経営コストの削減を総合的に支援するサービス。

(*7) CloudStation(仮称)
アプリケーションやデータの統合的な管理・保護を可能にする、現在開発中の新サービス。本年3月、ドイツで開催された世界最大級の情報・通信技術の展示会「CeBIT」にて米国子会社SteelEye社の持つデータ複製技術を利用した機能の一部を公開しました。

 

(注) 上記の業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づくものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。また、上記金額は百万円未満切捨で表記し、増減率は円単位で計算した後に小数点以下第2位四捨五入で表記しています。

以上

サイオステクノロジーについて
サイオステクノロジーは、1997年の創業以来、Linuxに代表されるオープンソースソフトウェア(OSS)の開発と利用を軸に、OS(基本ソフトウェア)からWebアプリケーションソフトウェアにかかわる事業を推進し、情報システムのコスト削減に関する取り組みを推進しています。また、市場が拡大しつつあるクラウドコンピューティング分野でも、OSSの利活用を通じて、最先端のシステムを提供しています。
これからも革新的なソフトウェア技術を追求し、世界のIT産業に影響力のある存在、「インフルエンサー」となって価値を創造し、社会の発展に貢献してまいります。

※Linux は、Linus Torvalds の商標です。
※その他記載の会社名および製品名は、各社の商標もしくは登録商標です。

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