2009年7月3日

クラウドサービスGoogle App Engine for Javaと既存システムの連動による
横浜YMCA様のプログラム申込予約システムを構築/運用支援

サイオステクノロジー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:喜多伸夫、以下 サイオス)と日本オフィス・システム株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役会長:尾﨑 嵩、以下 NOS) は、共同で横浜YMCA様が運営する夏季プログラムの予約受付サイトを構築しました。本サイトは、既存のシステムと連動し、Googleが提供するクラウドコンピューティングサービス「Google App Engine」上で動きます。これにより、プログラム予約受付初日に会員の集中的アクセスでサーバーに負荷がかかり、システムが一時的に停止するという従来の問題が解決できるようになりました。また、本サイトは、5月に申込開始となった夏季プログラム予約受付初日に運用を実施し、今後もアクセスの集中するピーク時の対応として継続して利用することが可能となります。

現在、約5万人の会員が在籍している横浜YMCA様では、ここ数年プログラム参加希望者が増加傾向にあります。特に季節毎のキャンプや各種研修プログラムの申込受付初日の午前中には、一分間に100~200の申込実績があるなど、一時的アクセス集中によって過去に何回かサーバー停止を経験してきました。しかし、通常時とピーク時とではサーバー負荷の差が大きくその解決法を探っていました。

 

このような背景のもと、次のような効果が期待できるクラウド環境のご提案を実施し、ご採用頂きました。

 

●クラウド環境を予約システムの一部として取り込むことでアクセスが集中するピーク時にも

サーバー停止が避けられる。

●会員数やアクセス数の増加に応じたインフラ構築が可能なので無駄な設備投資が回避できる。

●必要となるシステムを迅速に準備することができ、なおかつ期間限定で使用することも可能。

横浜YMCA様の今後の展開としては、現在IBM System iで稼動中の既存の会員管理システムとの連携や、申込が集中するピーク時だけでなく通常時においてもGoogle Appsを有効に活用した会員向けの新サービスを提供し、会員ロイヤリティと会員満足度の更なる向上を図っていくことが検討されています。

 

今回のシステム構築には、2009年4月に発表されたGoogle App Engine for Java(以下GAE)を採用し、一時的なアクセス過多による高負荷対応を目的に構築しました。GAEは、Googleがクラウド環境で提供するWeb アプリケーションプラットフォームであり、GAE上で稼動するアプリケーションはサーバーの維持管理をする必要がなくなり、インフラ投資を抑制できるだけでなく、「来週から1ヶ月間だけ使いたい」という期間限定の現場のニーズにも応えられます。

また、これまでGAEの言語はPythonだけでしたが、新たにJava(*1)版がサポートされたことにより、技術者にとっては新たな言語習得を行うことなく既存スキルを生かしたアプリケーション開発が可能となると共に、サイト運営者にとっては、GAEの持つ自動スケーリングによって、サーバー停止のトラブルから開放され、会員からの問合せ対応や新サービスの検討など本来の業務に専念することが可能になりました。このように、ハードウェアやソフトウェア導入が必要な従来型のシステムと比較して、コスト削減効果だけでなくプロジェクトにかかる総予算の最適な配分や運用負荷の軽減をを実現しています。

サイオスとNOSは、今回のような「Google App Engine」をはじめとした次世代のクラウド・コンピューティングにおけるシステムインテグレーションや、Google Appsとの連携ソリューションの提供および、それらとお客様の既存システムとの連携・統合など、新たな手法によるサービス向上や、運用負荷の軽減・コスト最適化のための積極的なご提案を行ってまいります。

 

*1 :Java

様々なOS上で動作するプログラム言語で、インターネットの中核であるWebシステムの開発言語。

 

サービスインまでの流れ

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