Google Apps 導入事例 立教大学様

既存のPOP/IMAPメールサーバはそのままに、GoogleApps用新認証システムを構築

立教大学では、1999年4月から「Rikkyo V-Campus」という名称で、最新のインターネット技術を使った教育・研究用の情報基盤を整備してきた。同大学では、2008年度に向けた大幅なシステム更新の一環として、学生、教職員向けのWEBメールサービスに、GoogleApps(Gmail)を採用した。

システム構成

[認証システム]OpenLDAP
[シングルサインオン]GHeimdall(ヘイムダル)
[仮想システム]VMware Infrastructure
[OS]Linux

Company Information

導入目的

既存のPOP/IMAP環境を運用しながら、Gmailシステムの構築

効果

最新技術を駆使して提供されるGmailの採用により、学生は、日々進化する世界を体験する事が出来る

学校名

立教大学

創立

1874年

所在地

東京都豊島区西池袋3-34-1
埼玉県新座市北野1-2-26

学生数(2008/5/1現在)

学部学生17,476名 大学院学生1,458名

教員数

1949名

業種

学校法人

ITCを活用した教育の拡大に伴いWEBメールシステムの性能を改善するためにGmailを採用

学校法人立教学院立教大学
理学部数学科教授
メディアセンター長
木田祐司氏

学校法人立教学院立教大学
理学部数学科教授
メディアセンター長
木田祐司氏

立教大学では、2004年4月にWEBメールシステムを導入した。今回の更新の経緯について、木田氏(立教大学メディアセンター長理学部数学科教授)は次のように話す。

「これまで利用していたWEBメールシステムは、授業などで70名ほどが一斉に利用すると、アクセスの負荷に耐えられず、授業になりませんでした。かといって、高性能な商用WEBメールシステムは、ライセンスコストが障害になっていました。そのような状況の時に、Google Apps(Gmail)のサービスが開始され、導入の検討をはじめたのです。確かに、広告表示の問題や、PC教室での一斉利用などの不安はありましたが、日本大学様の採用と運用状況が先例となり、学内での理解を得られました」

 

学校法人立教学院立教大学
メディアセンター課長
宮内文隆氏

学校法人立教学院立教大学
メディアセンター課長
宮内 文隆氏


立教大学がGmailを採用したポイントについて、宮内氏(立教大学メディアセンター課長)は次のように分析する。

「大学の共用PC環境でも自宅や学外のPC環境でも同様に利用できるWebメールシステムは、学生が最もよく利用するICTツールです。また、学生時代に習得した技術は卒業後も活かせることが大切です。従って、採用にあたっては、その可用性や利便性、先進性はとても重要でした。導入にあたっては、これまで利用してきたメールアドレス(rikkyo.ac.jpドメイン)の継承と、スムーズな移行運用が可能であったことも大きなポイントでした。」

サイオステクノロジーの技術を採用し既存のPOP/IMAP環境を運用しながらGmailによる新規メールシステムを構築

学校法人立教学院立教大学
メディアセンター
河村学氏

学校法人立教学院立教大学
メディアセンター 
河村 学氏

「Rikkyo V-Campus」が新たに導入したメールシステムの構成は、図のようになっている。外部から立教大学向けに送られてきたメールは、すべてスパムフィルターで処理した後で、これまで運用してきたメールサーバとGmailに送られる。つまり、利用者はGmailと既存のPOP/IMAP環境を併用して利用できる。その理由について、河村氏(メディアセンター)は次のように説明する。

「利用者にとって、従来のPOP/IMAPメールシステムは慣れ親しんでいるツールなので、急激な変化は、本来の教育・研究活動を阻害してしまう心配がありました。そこで、既存のPOP/IMAP環境を運用しながら、新規メールシステムの構築を実施しました」

メールシステムの併設に加え、立教大学が重視したポイントが、メールアドレスの共用にあった。既存のメールドメインをGmailでも利用するために、サイオステクノロジーのシステムを導入した。

 


アルファコンピュータ
SIビジネス部SI営業課
課長
瀬間征男氏

アルファコンピュータ
SIビジネス部 SI営業課
課長  瀬間 征男氏

メールシステム全体の設計・構築を担当したアルファコンピュータ瀬間氏は、次のように振り返る。

「既存システムを生かしながら、まったく新しいメールシステムを導入するために、立教大学様、サイオステクノロジー様と何度も打ち合わせをさせていただき、意見を出し合ってシステムのアウトラインを詰めていきました。
その打ち合わせにかかった時間は、過去のどの案件よりも中身の濃い内容になりました。
今回のV-Campusの構築をお手伝いさせていただいた中で、サイオステクノロジー様のGmailの認証システムは、新しい仕組みとして今後大学のメールシステムの基盤テクノロジーの一つになると思います」

学生のみならず教職員も含めた全ユーザにGmail提供とはいいつつも、立教大学では従来のPOP/IMAPメールサーバも平行に運用した。利用者にとって、従来のPOP/IMAPメールシステムは慣れ親しんでいるツールだった。そのため、サイオステクノロジーの技術を採用し、既存のPOP/IMAP環境のアカウントとパスワードも移行しながら、新規メールシステム構築を実施した。
 

Gmailの提供により、授業内でのメールの利用が大幅に改善される

2008年度から利用が開始された新「Rikkyo V-Campus」は、ブレードサーバ上のVMWareによるサーバ仮想化技術を採用し、WEBサーバ、WebDAVサーバ、授業支援システムサーバなどの各種サーバはすべてその上に構築している。また、最新設備を誇るデータセンタへの移転によりシステムやデータの拡張性と安全性も確保した。この新「Rikkyo V-Campus」の設計、構築に当たってもアルファコンピュータとサイオ ステクノロジーが中心となり導入からサポートまでのトータルサービスの提供を行っている。

「インターネット黎明期より慣れ親しんできたメールアドレスは、Gmailでも継承したかったので、それを実現できたことは満足です。また、最新のインターネットの技術を駆使して提供されるGmailを利用することで、学生たちは先進テクノロジーに触れることができます。技術革新の激しいICT分野において、4年サイクルでの更新では、システムの陳腐化が避けられませんでした。しかし、Gmailの採用により、学生は、日々進化する世界を体験できるのです。こうした教育効果は、かなり高いと期待しています」と河村氏は、新システムへの評価や期待について語った。

不安だった授業での一斉利用にも、Gmailとサイオステクノロジーによる新認証システムの処理性能は十分に追従しているという。

システム構成図

システム構成図


(PDF:851KB)

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